胃痙攣(いけいれん)

「胃痙攣」とは胃壁にある筋肉の層が異常に緊張し、胃が震えるように痛み、痙攣しているように感じことをいいます。 症状としては、食べ物や飲み物を摂取した際にみぞおち辺りに激痛キューッと差し込むような痛みと表現されることが多く、吐き気や食欲不振などを伴うこともあります。その他にも嘔吐や下痢などの症状も引き起こす場合がありますが、数分程度で治まります。胃痙攣の原因は 胃疾患で起こることが多いのですが、膵臓や胆のう、虫垂などの疾患や、強いストレスなどで生じることもあります。 原因となる胃疾患では、慢性胃炎、胃腸炎、胃潰瘍、十二指腸潰瘍、アニサキス症、胃がんなどがあり、膵炎、胆のう炎、胆管炎、虫垂炎などでも胃痙攣を起こすこともあります。自己判断で市販薬を服用して逆に症状を悪化させてしまうことがありますので、胃痙攣の症状がある場合にはできるだけ早く消化器内科を受診してください。消化器内科医ある私もつい先月、自宅で今まで経験したことの無い腹痛に襲われ、近所の病院に救急搬送されました。