胆嚢ポリープ

健診や人間ドックの超音波検査で偶然発見されることが多い胆嚢ポリープは胆嚢内側の粘膜が隆起したもので、ほとんどが良性です。胆石とは異なり、自覚症状は全くありません。良性の胆嚢ポリープはほとんどが「コレステロールポリープ」と呼ばれ、胆嚢の粘膜内に泡沫細胞と言う組織球が集簇し隆起するポリープです。5mm以下のポリープであれば癌の心配はありませんが、10mmを超えるポリープでは、悪性化の可能性が急激に高まります。10mmを超えるポリープの約25%に癌への進行が高まり外科的な治療が必要です。10mm以下のポリープでも、ごくまれに早期癌の可能性もあるため、定期的な経過観察が必要です。