高尿酸血症

 高尿酸血症とは血液中の尿酸値が7.0mg/dLを越える状態をいいます。「痛風」の原因となりますが、文字通り、風が吹いても痛くなる状態で、特に足指の付け根に激痛が走ります。人によれば、足の指が骨折したのと間違えるぐらいの痛さだそうです。また腎障害・尿路結石も来たし、最近、心筋梗塞等の心血管疾患と関連する事がわかってきました。治療はまず食事療法ですが、プリン体を多く含む、肉類、魚介類、ビール、豆類の過剰摂取を避けることが重要です。そのためには海藻類や野菜、芋類などの食品を毎日とることが大切です。また水分を十分とり、尿酸の排泄を増加させることです。ノンカロリーの飲料(水・お茶など)で1日2000mlを目標に水分の補給することをおすすめします。特に汗をかく夏場には、水分摂取に心がけなければなりません。それでも、尿酸値が通常より高い場合には内服治療を検討する必要があります。尿酸値が心配な方や健診等で異常値が指摘された方は、お気軽にご相談下さい。