長引く咳
12月 3, 2024
長引く咳には様々な原因があります。数週間から数ヶ月続くことがあり、不眠を来たし、また咳がひどくなれば肋骨骨折を来たし、咳をするたびに胸痛が起こり日常生活に支障を来します。原因として、①咽頭炎等の上気道感染後の咳、②季節的アレルギーによるアトピー咳、③副鼻腔炎が原因で後鼻漏による刺激による咳、④咳喘息、⑤胃酸逆流症による咳、⑥肺炎や肺腫瘍による肺の器質的な原因による咳、⑦ストレスによる咽頭過敏による咳等があります。それらを鑑別するためには、症状の確認や診察(咽頭、頸部、呼吸音)が最も大切で、胸部レントゲン写真や胸部CT検査また血液検査による総合的な所見による診断も重要です。まずは咳止めを内服し、改善の傾向がなければ内科受診をすることをおすすめします。