睡眠時無呼吸症候群とは

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睡眠時に呼吸が一時的に停止したり、低呼吸になる疾患です。脳神経の障害が原因となることもありますが、多く見られるのは肥満や咽喉・顎骨の形態異常によるケースです。睡眠中のことなので、自覚されていない方も少なくないのですが、中等症以上の睡眠時無呼吸症候群を長年にわたって放置していると死亡リスクが高くなるので、軽視してはいけません。しかし、きちんと治療すれば、健常人とほとんど生存率は変わらないと考えられています。お子さまの場合は、口蓋扁桃やアデノイドが肥大しているためおこることが多く、睡眠時の無呼吸は成長や発達に影響を与えることがあるため、それが原因の場合は、アデノイドや扁桃を摘出する手術をおすすめすることもあります。

このようなときはご受診ください

  • 家族などから「いびきがうるさい」と言われた
  • 日中に眠気がある
  • 起床時に体が重い
  • 倦怠感がある
  • 熟睡感がない
  • 夜中に何度もトイレに行く
  • 集中力や記憶力が低下した など

睡眠時無呼吸症候群の治療

患者様の症状を見極めたうえでCPAP療法などを検討します。CPAP療法は、鼻やのどに装着したマスクから圧力を加えた空気を送り込むことによって、ある一定の圧力を気道にかけ、気道の閉塞を取り除いて無呼吸を防ぐ治療法です。中等症から重症の患者様にとても効果的です。また、口蓋扁桃やアデノイドが肥大して、のどの通り道を狭くしている場合は、それらの摘出手術を、また、ひどい鼻閉がある場合は、口呼吸の軽減やCPAPを導入しやすくするために、鼻閉の改善手術をおすすめすることもあります。なお、生活習慣の改善が奏功することもあります。肥満の方は、減量のために食事を腹八分目に抑え、適度な運動を続けて下さい。お酒は筋肉を弛緩させ、気道の閉塞をさらに悪化させる可能性があるので、ほどほどにして下さい。

かつじクリニック
〒520-2362 滋賀県野洲市市三宅2373
077-514-8611
院長
岡田 勝治
診療内容
一般内科・消化器内科・病理診断科
アクセス
JR 琵琶湖線 野洲駅より徒歩11分
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診療時間 日祝
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15:30~18:30