過敏性腸症候群
12月 2, 2022
6月 7, 2023
6ヶ月前より、1ヶ月で3回以上の腹痛があり、3ヶ月間持続し、排便と関連する疾患です。排便の回数が変化し、便の性状の変化を伴って症状が始まります。つまり腹痛があり頻回の下痢の場合や便秘の場合また、両方を繰り返す場合、この疾患が考えられます。また大腸の腫瘍や炎症等の病気が無いことが前提となります。よくある疾患ですが、女性のほうが多く、年齢とともに減ってくると言われています。生命を脅かすことありませんが、腹痛や、便秘・下痢、不安などの症状のために日常生活に支障を来すことが少なくありません。原因はよくわかっていませんが、細菌やウイルスによる感染性腸炎にかかった場合、回復後になりやすいことが知られています。またストレスによって不安定状態になると、腸の収縮運動が強くなり、すこしの刺激で痛みが感じやすくなり、精神的な要素も重要な因子と考えられています。まずは血液検査や便検査を受け、必要があれば、大腸カメラを行い、診断基準に合わせて、確定診断する必要があります。